リノベーションを検討するきっかけとして、「おしゃれな空間に住みたい」「経年劣化が気になる」などの理由以外に「子供が産まれたから」「家族の将来を見据えて」といったように、ご自身やご家族のライフステージの変化に合わせ、暮らしをより豊かにしたいという思いを持って家づくりを考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、どんなおうちが自分の家族に合っているかはご家庭によってさまざまですよね。今回は最新リノベーション事例からお子様のいらっしゃるご家族の事例をピックアップし、家族みんなが集まる「リビング」をご紹介します。
1. 仕切りをつくらず、開放的な空間に
LDK・寝室・子供部屋という3つの機能が緩やかにつながった空間にお住まいの、3人家族の事例です。壁で仕切るとそれぞれのスペースが狭くなってしまうため、寝室を小上がりスタイルにして高低差をつけることでゾーン分けをしながら開放感を生み出しています。
実はこのお部屋は、寝室と子供部屋の間の段差に仕切りを入れると、子供部屋が個室に生まれ変わるように設計されています。家族の成長に合わせて変化が可能な、アイデアあふれる間取りです。
【詳細】
面積:54.0m²
間取り:2LDK+SIC兼WIC
家族構成:ご夫婦+お子様1人
2. 子供部屋をあえてリビング内に設置
「子供の姿がいつでも目に入るような間取りにしたい」という奥様のご要望から、リビングの中に子供部屋を設置。レトロな味わいが素敵なお住まいです。
子供部屋に込められたご家族のこだわりが何よりのポイント。ペンキの付いた足場板でつくられた壁やハンバーガー屋さんを模した室内窓は、リビングはもちろん、おうち全体のアクセントになっています。高さを出すことで子供部屋の床下を収納スペースとして使える、アイデアたっぷりの空間です。
【詳細】
面積:64.96m²
間取り:1LDK+WIC+子供部屋
家族構成:ご夫婦+お子様1人
3. 小上がりの寝室と、ハンモックのある広々リビング
開放感のある明るいリビングが心地よい、2LDK+WIC。シンプルな空間の中にタイルやアイアンで独自のアクセントを加え、いつまでも飽きのこない空間に仕上げています。
広いリビングをつくるため、寝室はあえて仕切らず小上がりにしている点がポイント。リビングにはハンモックを設置し、こんなふうに小上がりに腰かけて家族と話ができるのも素敵ですね。
【詳細】
面積:67.8m²
間取り:2LDK+WIC
家族構成:ご夫婦+お子様1人
4. 子供が駆け回る、トンネルのある家。
テレビ台やテーブルなど、個性のある造作家具が空間のいいアクセントになっているこちらの事例。大きなソファとシャンデリア風の電球が印象的なリビングの一角には、子供たちが駆け回る「トンネル」があります。
“トンネル”の正体は、ロフトの仕組みを使ったウォークインクローゼット(WIC)兼子供部屋。賃貸や新築物件では出会えない「リノベーションならではの間取り」がポイントです。
【詳細】
面積:71.0m²
間取り:1LDK+ロフト
家族構成:ご夫婦+お子様2人
5. こども時間、おとな時間を楽しむ家。
子供部屋とリビングをつなげて、お子様の様子や気配を感じられる間取りを実現しています。
このおうちのポイントは、昼は「こども時間」、夜は「おとな時間」をそれぞれリビングで楽しめるところ。昼間は二面採光からの明るい光を楽しみ、夜はスポットライトの柔らかな明かりが大人の時間を演出します。
【詳細】
面積:77.47m²
間取り:2LDK+S
家族構成:ご夫婦+お子様2人
6. 子供がやんちゃになれる幸せ空間
「子供たちをもっと自由にのびのびと育てたい」という想いからスタートした、こちらのおうちづくり。広々としたリビングでは、ボール遊びだって思いきり楽しめます!
ポイントはキッチン、ダイニング、リビングを仕切らず、ひとつの空間にしていること。キッチンに立つ奥様がダイニングテーブルで勉強するお子さまをいつでも見守ることができ、自然と家族のコミュニケーションが生まれる空間になっています。
【詳細】
面積:85.97m²
間取り:3LDK
家族構成:ご夫婦+お子様2人
7. 大きな室内窓でつながる、リビングとワークスペース
「家族それぞれが別々のことをしていても、お互いの気配を感じられるような家にしたかった」というご主人。テーブルや棚などのオリジナル家具が配置されたリビングの一角には、ご主人のワークスペースが設置されています。
独立した空間をつくりながらも、リビングとワークスペースを大きな室内窓でつなげているのが大きなポイント。お仕事をしながら、リビングで過ごす奥様やお子様の気配をいつでも感じられます。
【詳細】
面積:91.84m²
間取り:3LDK+S+WIC
家族構成:ご夫婦+お子様1人
家族のライフスタイルに合った間取りを考えよう
ファミリーが集うリビング、あなたのお気に入りの事例はありましたか?コンパクトなおうちであれば造作家具を取り入れたり、空間の仕切り方を工夫したりして居心地のよいリビングをつくることができますし、全体的に広さのあるおうちなら広さを存分に活かしたダイナミックなリビングをつくることが可能です。今回ご紹介した事例を参考に、自分の家族ならどんな暮らしが理想か、いま一度想像をめぐらせてみてくださいね。